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おとなな自由帳

適当なおっさんが、適当に語っているブログです。

飼いネコへの懺悔

 

今日、家の近くにある歩道の真ん中に、スズメがうずくまっていました

なにをしているんだろうと近づくと、足を少し引き釣りながら逃げていきます

 

ケガでもしたのかな???

 

そう思ったか思わないかの瞬間、ふいに昔の記憶がフラッシュバックしてきたんです

 

それを思い出したらもう、謝りたくて謝りたくて

居ても立ってもいられなくなったので、ここで話そうと思います

 

それは、飼い猫への虐待の話なんですが・・・・

 

あああああーーーー!!!

ぼくは、なんてことをしてしまったんだああああああああああああ

 

 

 

 

子供の頃って純粋なだけに、時にすごく残酷なことをしたりしますよね

当然ぼくも、その中の一人

 

何年生の時かは忘れたけど、小学生の夏休みに実家の近くでスズメを見つけました

 

そのスズメはケガをしたのか、まったく飛べずにその場から動かずに

ただ、その場でじっとしていました

 

ぼくは放っておけなくなって、というよりただ興味本位で捕獲して

家に持ち帰ることにしたんです

 

そして、どうやって親を説得したのかは覚えていませんが

その日からスズメを飼うことになりました

 

 

 

段ボールの空き箱にタオルを敷いて家にして、一日に何回も見に行ったりして

突然家にやってきたスズメに、興味津々だったのを覚えています

 

そのまま順調に、二日か三日と過ぎていきました

 

そして確か飼い始めて三日目のこと、事件が起こります

 

 

 

その日も朝からスズメの家(段ボール)を覗き、声を掛けます

 

飛べないけど元気そうなスズメは、もうすっかりぼくのお気に入り

ぼくは調子に乗って、自分の肩にスズメを乗せたりしていました

 

そこに現れたのは、当時の飼い猫です

 

猫がぼくの肩に乗っているスズメを、珍しそうに見ているなぁと思った次の瞬間

ぼくの肩に飛び乗り、スズメを咥えて外に飛び出していきました

 

あわてて追いかけるもネコに追いつけるはずもなく見失い、家に帰ってきました

 

途方に暮れるぼく

 

それから30分くらい経ったでしょうか、ネコが返ってきました

もちろんスズメは・・・いません

 

その時ぼくは、ぼくからスズメを奪った猫に怒りました

多分、何度も叩いたりしました

 

飼い猫の名前はシロで、その名の通り真っ白なネコ

思い出の中のシロは人懐こくて、かわいかったけど、この時だけは別です

 

実はその時のことは、猛烈に怒って手をあげたということ以外は全く覚えていないんですが

ぼくがシロを怒って叩いたのは事実なんです

 

 

そして今日、歩道で足をひきずりながら歩くスズメを見て、その時のことが鮮明に思い返され

猛烈に謝りたくなったというわけなんです

 

ネコが動くものを捕まえるのは動物の本能で、悪気なんてないはず

それをぼくは・・・

 

まったくひどいことをしました

 

 

  

天国にいるシロに会うことはできないけど

何か不思議な力が働いて、もう一度会えたら・・・そして、言葉が通じたなら

 

「あの時は、ぼくが悪かったよ」って、猛烈に謝りたいなぁ

 

 

 

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