梅雨明けと富士登山 ③
今回も前回に引き続き、須走ルートからの富士登山の模様をお伝えしています
前回は9合目に到着したところでした
富士山の9合目から山頂までの標準時間は30分となっています
しかし、たったそれだけと思うなかれ
実はこの30分が一番きつかったりするんです
写真だとわかりづらいですが、頂上付近は結構な勾配に加えて直線的に登っていくんです
これは最後の最後にして、少々メンタルをやられますよ
でも、後ろを振り返ってみると・・・・
みんな休み休み登ってきてるから、渋滞が出来てる・・・
そうなんです、自分一人が辛いわけじゃないんですよね
この辺りまで来ると、みんな辛いんです
人間ってとても単純で・・・そう思ったら急に元気になるんですよね
そんなわけで最後の難関を突破し、ようやく頂上の鳥居が見えてきました
無事頂上に到着!
これにて須走ルートを踏破です
開山前・・・というか開山当日なんですが頂上の店は閉まっていました
ただ、店は開いていなくても登山者はたくさんいましたね
ぼくの登ってきたルートは、途中で人気コースである吉田ルートと合流しているからなのか
頂上で2~30人位が休んでいましたよ
さて、とりあえず須走ルートは踏破したんですが
実はもう一つ、やりたいことがあったんです
それは富士山頂の火口をぐるっと一周するという『お鉢巡り』をすること
お鉢巡りをしていないのに、富士山を踏破したとはいえませんからね
このお鉢巡り、正式には右回りで巡るらしいんですが
そういった作法的な案内看板はなかったので、そう気にすることはないと思います
今回ぼくは右回りを選択しました、理由は特にないです(笑)
須走+吉田ルートから右回りにお鉢巡りをスタート
少し歩くと御殿場ルートのゴールである鳥居が見えてきます
御殿場ルートは距離が長いため、一番人気がないコース
鳥居付近で休んでいる人も、登ってくる人も見かけませんでした
御殿場ルートの鳥居から少し歩くと、今度は富士宮ルートの鳥居が見えてきます
富士登山の4大ルート中一番距離の短い富士宮ルート
その富士宮ルートを登ってきたであろう人達が複数人、鳥居の近くで休んでいましたよ
頂上にある浅間大社奥宮
富士山の八合目以上は、この浅間大社奥宮の境内なんです
本宮は結構離れたところにあるんですよ~
日本で一番高い場所=剣ヶ峰が見えてきました
その手前、重機が止まっているあたりが馬の背と呼ばれる急坂
この坂が辛いんだ💦
日本最高地点にある観測所と、最高地点を証明する石碑の場所に到着
みんなここで写真を撮るため、この周りの人口密度はハンパないです
最高地点付近から南を見下ろすと、良く晴れていて駿河湾が一望できました
海上には雲がなく、陸地に雲ができる・・・
なにか難しいことを思いつきそうでしたが、面倒なので辞めました
おなじく西を見下ろしてみると・・・中央左の湖は田貫湖かな
ジオラマでも見ているみたいだ
晴れたり曇ったり、登ったり下ったり・・・
お鉢巡りの感想は『思ったよりキツかった』です
もちろん達成感はありますけどね
なんとか一周できました
すこーーーーし後悔したけど、達成感の方がはるかに上回っていましたね
お鉢巡りの時間は、ぼくの足で1時間10分位
人並みのペースでした
少し休んで、いざ下りへ
いよいよ下りなんですが
実は、下りは七合目くらいから雨に降られて、ほとんど写真を撮っていません
かろうじて撮った写真も、このような霧か雨の中
須走ルートは登りと下りのルートがほぼ別ルートになっているため
周囲は霧がたちこめ、雨の音と自分の足音が響く中、トボトボと下っていきます
ルート案内は、迷いやすいところにはわかりやすく案内表示がされているので
迷う事はないと思います
これは、風にあおられて砂煙が上がっているんじゃないですよ~
土の中から水蒸気のようなものが立ち上がっているんです
須走ルートの大砂走
御殿場ルートにも大砂走はあったんだけど、比較すると須走ルートの大砂走は
石が多くて歩きにくかったです
駐車場まであと30分という所に屋根付きの小屋があったので、雨宿り+小休止
ここからは樹林帯に入るんだけど、さらに雨が強くなってきてひどい目に会いました
最後の最後で雨に降られちゃったけど、お鉢巡りもできたし
また一つ、いい思い出が出来ました
次回、富士登山のまとめのようなものを書くかもしれません