ぼくの愛用しているスクーターは、以前にも紹介したけど
YAMAHAのジョグ・ポシェ
それがある日、スピードメーターが動かなくなってしまったから大変
走行距離はまだ5千キロも走っていないというのに~
そこでぼくは、スピードメーターケーブルが断線したと勝手に思い込み
原因も調べずにケーブルを注文
結果としては、違う箇所のトラブルという事で
スピードメーターケーブルの出番は、なくなってしまうのでした
みんなは自分で治す際には、ちゃんと原因を調べてからにするんだぜ?
以下はメーターが動かなくなった原因を探る、何の変哲もない作業風景です
暇な人や、気が向いた人だけ覗いていって下さい
スピードメーターが動かなくなった原因を探る
スピードメーターケーブルを交換するには、前のカゴとカバーを外したい
スクーターの前輪
2本あるケーブルのうち、矢印の方がスピードメーターケーブル
下のケーブルは、フロントのブレーキケーブル
まずはカゴから外していこう
目についたネジを、ガンガン外していく
・・・取れない
ここのネジだけじゃなく、他にも止まっているところがあるっぽい
でも、見当たらないなぁ
と、思ったら運転席側にネジを発見
でもこれは、トルクスレンチという工具じゃないと緩めることができない
その工具をぼくは持っていないので、作業は断念・・・する前に
他の手段を探してみる
おっと、ここにもネジを発見
スクータータイプは、ネジが多くて面倒だなぁ
ハンドルの下の辺りにもネジが・・・
左右一個ずつ外していこう
ハンドルの下のネジは、ウインカーを固定しているネジだった
ウィンカーを外してみると・・・ここにもネジを発見
外しましょう
すると、前のカバーが外れるようになった
でも、このスペースだとメンテナンスするのに支障が出るなぁ
ってこんなところにもあるんかい!
ネジを外すと、ようやくメンテナンスできる位になった
中央の矢印が、スピードメーターケーブル
一旦ケーブルを外し、断線しているかどうか確認してみると・・・あれ?
切れてないっぽいよ?
スピードメーターが動かない原因は、ケーブルの断線じゃないだと?
ここまできたら、原因を突き止めようって事で
まずは、前輪を外す
パカッと開けてみると・・・なるほどね
矢印のところの白く見えるギア①が、本来は動くはずなのに全く動かない
ということで直接的な原因は、スピードメーターギア(ギア①)の破損でした
このスクーターのような、機械式のスピードメーターが動く原理は
以下の通り
前輪が回る→ギア①が同調する→ギア②が連動してケーブルに伝える→
ケーブルからスピードメーターが、その回転数を拾うというものなんだけど
おそらく今回のトラブルは
外部から水分(雨など)が入ってギア②が錆で固着、動かなくなる
※この時点でスピードメーターは動かない
↓
錆びているとは知らずバイクを動かすと、当然ながら前輪が回る
そして前輪に連動して、ギア①も回る
↓
動かないギア②と、動きたいギア①が喧嘩してギア①が壊れる
という流れです
ギア①の破損・・・赤線のところが抉れちゃっているのがわかるかな?
スピードメーターケーブルの出番はなくなっちゃったけど
これで原因がわかったし、愛車復活のために部品をとるよ~
みんなはくれぐれも、原因を突き止めてから部品を揃えるんだぜ?